ヤナギタンポポ(柳蒲公英)

Hieracuim umbellatum


ヤナギタンポポ

  • 科名・属名
  • : キク科 ミヤマコウゾリナ属

  • 特徴

  •  草丈30〜120cmの多年草。
     茎は直立し、上部には短毛と星状毛が密生する。
     葉は多数互生し、長楕円状披針形〜線形、下部の葉は開花時には枯れる。先は尖り、縁にはまばらな鋸歯がある。
     花は散房状または円錐状に30〜80個つき、黄色で径2.5〜3.5cm。総苞は長さ9〜11mm、総苞片は3〜4列、披針形で時に開出し反り返る。

  • 分布・生育地

  •  北海道〜四国  山地のやや湿った所

  • 花期
  • : 8〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2010年9月4日 長野県霧ケ峰
     中・花、下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  記録にも記憶にも残る2010年の猛暑、9月に入ったというのに2000m近い霧ヶ峰高原でも涼しさより暑さが勝っている。こんなことは今だかって記憶にない。
     それでも、この時期何度かここにきたことがあるので、この花を初めいくつかの目的の花が見られるだろうと安心しきっていた。
     ところが、暑さのせいか花が少ない。斜面を青紫色に染めるマツムシソウも数えるほどしか見られない。
     やっとこの花を見つけた。コウゾリナと誤認していて未撮影だったのも無理ないくらいよく似ている。しかし、葉のつき方が全く異なる。観察力、注意力不足をつくづく実感させられた。

    同じ科の仲間の花
花

葉