アマクサギ(甘臭木)

Clerodendrum trichotomum var. fargesii


アマクサギ1


  • 科名・属名 : クマツヅラ科 クサギ属
     注.APG分類ではシソ科(LAMIACEAE)、属名以下学名変わらず

  • 特徴 :
     高さ3〜5mの落葉小高木。
     クサギの変種で、クサギに比べ全体に毛が少なく、臭気も弱い。
     葉はやや厚くて光沢があり、裏面は無毛か脈沿いに白い毛が生える。
     花もクサギより疎らにつく。

  • 分布・生育地 :
     本州(伊豆諸島北部)、九州(宮崎・鹿児島県)〜沖縄(沖縄島・久米島) (国外:中国、台湾)
     日当りのいい沿海地

  • 花期 :  8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1994年9月23日  鹿児島県奄美大島
     中上・全体2 1994年9月24日    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中下・花 1994年9月23日    同  上
     左下・蕾 2023年7月18日    同  上
     右上・葉(表)、右下・葉(裏)    同  上

  • 撮影記 :
     奄美大島を訪れた際、島の植物に詳しい方にクサギの変種のアマクサギと教わった。
     全て奄美大島の撮影であるが、かなり雰囲気が違う。
     違いは、全体に毛が少なくて臭いが弱く、葉がやや厚くて光沢があることらしいが、十分な確認はできていない。
     「鹿児島県植物目録」に奄美大島は本種かショウロウクサギとあったので本種としたが、クサギが分布しその雑種もあるとの考え方や、違いは連続的で分けないという考え方もあり、同定に自信はない。

  • 葉(表)

    葉(裏)

    同じ科の仲間の花
アマクサギ2

花序

蕾