ショウロウクサギ(しょうろう臭木)

Clerodendrum trichotomum var. esculentum


ショウロウクサギ1

  • 科名・属名
  • : クマツヅラ科 クサギ属

  • 特徴

  •  高さ3〜8mの落葉小高木。
     クサギの変種で、樹高が8mにも達し、葉の基部はやや心形となって先が尖る傾向にある。集散花序は円錐状で短く、萼は広披針形で1〜1.5cm。
     同一地域に同じようにクサギの変種であるアマクサギがあるが、やや毛が少なく、花序は疎らで花数が少ない。

  • 分布・生育地

  •  四国(南部)、九州(南部)〜沖縄
     日当りのいい沿海地の林縁

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年7月30日 鹿児島県屋久島
     中 2006年9月5日   同 上
     下・花 2012年7月30日   同 上

  • 撮影記

  •  九州南部から沖縄に掛けては、この花の他にも母種であるクサギや変種のアマクサギがあり、自信を持って本種だと言い切れない。
     屋久島で撮影したこの花も、葉の基部の形などから本種と判断したが、アマクサギではないかという気がしてならない。
     図鑑などによるとこれらの種の中間的な形のはなもあるようで、分けるべきかどうかも迷うところである。

    同じ科の仲間の花
ショウロウクサギ2

花