ヒメコナスビ(姫小茄子)

Lysimachia japonica var. minutissima


ヒメコナスビ

  • 科名・属名 : サクラソウ科 オカトラノオ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     コナスビの矮小型の変種。
     葉は対生し、卵形で径3〜7mm。母種に比べ、円く大きさは1/2〜1/3以下。
     花は茎頂や上部の葉腋につき、花冠は黄色で5裂し、径約1cmと、植物体に比べ大きい。
     別名 ヤクシマコナスビ

  • 分布・生育地 :
     九州(屋久島) (国外:日本固有)
     高地の湿地、道端

  • 花期 :  7月

  • 撮影月日・場所 :
     2012年7月31日  鹿児島県屋久島
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     下・花    同  上

  • 撮影記 :
     8月の末に屋久島の高地を訪れた時、ほとんどの夏の花は咲き残っていたが、この花だけはすっかり終わっていた。
     この花の花期にと7月末訪れた。7月といっても早朝の高所は涼しい。バイクで林道を走ると、防寒具を着てもひんやりするほどだった。
     しかも台風の影響で高所は小雨で風も強い。あきらめて戻る途中、林道際の礫地で運よくこの花の咲いているのを見つけた。
     コナスビの矮小型で、葉が小さくその割りに花の大きいのが特徴だが、小さいので地表に溶け込み、黄色の花でその存在が知れた。
     周囲にはヤクシマコオトギリ等も咲き、山上と同じような雰囲気だった。

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花