ヤクシマコオトギリ(屋久島小弟切)

Hypericum kiusianum var. yakusimense


ヤクシマコオトギリ1

  • 科名・属名

  •  オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈3〜10cmの多年草。
     茎は倒伏し、枝は密に込んで塊状になる。
     葉は狭長楕円形で、長さ4〜6mm。明点と黒点がある。
     花は茎の先につくが1〜3個と少なく、花弁は黄色で径8〜10mm。明線と黒点が多い。

  • 分布・生育地

  •  九州(屋久島)
     高地の湿り気のある場所

  • 花期
  • : 6〜9月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年9月3日 鹿児島県屋久島
     中 2012年7月31日   同上
     下・花 2006年9月3日   同 上

  • 撮影記

  •  喘ぎ喘ぎ登る急な登山道、頂の奇岩が見え初めるとやっと屋久島固有のヤクシマママコナヤクシマアザミが姿を現してきた。
     どの花も初対面だ。先を急がねばならぬが、素通りするわけにはいかない。ザックを下ろし腰を落ち着けて見回すと、地面に張り付くように咲くこの花が見つかった。
     ヤクシマ○○=矮小のイメージ通り、花がなければ気が付かずに通り過ぎてしまいそうな小さな株、小さな花だった。
     高地に湿地に生えるさらに小さなものをヤクシマオトギリとして分ける分類の仕方もあるようだが、ここでは区別しなかった。

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ヤクシマコオトギリ2

花アップ