サマニユキワリ(様似雪割)

Primura modesta var. sananimontana


サマニユキワリ1

  • 科名・属名 : サクラソウ科 サクラソウ属

  • 特徴 :
     草丈5〜10cmの多年草。
     ユキワリコザクラの変種、葉はより楕円形〜披針形で縁が強く反り返るのが特徴とされる。蛇紋岩変形植物の一つである。
     ただ、最近ではユキワリコザクラとの形態上の変異は連続しているとして分けない考え方が強いようだ。

  • 分布・生育地 :
     北海道(アポイ岳) (国外:日本固有)
     高山帯の砂礫地や亜高山帯の草原

  • 花期 :   5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1982年5月16日  北海道アポイ
     中・全体2(群落)、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     ヒダカソウを求めて5月〜6月初めのアポイ岳に登る。
     樹林下を抜けると5合目の監視小屋、そこから先は樹木も少なくハイマツも出てきて、低山にもかかわらず高山の様相だ。
     そんな砂礫地でこの花とアポイアズマギクとこの花が出迎えてくれる。この花のピンクとアポイアズマギクの白のコントラストが鮮やかだった。
     蛇紋岩変形植物の一つで、葉の形が少し違うとされるが、現在では、ユキワリコザクラに含めるという考え方が強い。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
サマニユキワリ2(群落)

花