キセワタ(着せ綿)

Leonurus macranthus


キセワタ

  • 科名・属名 : シソ科 メハジキ属

  • 特徴 :
     草丈60〜100cmの多年草。
     茎は四角で直立する。
     葉は卵形〜狭卵形で長さ5〜9cm、幅3〜7cm。洋紙質で粗い毛があり、欠刻状の粗い鋸歯がある。
     花は上部の葉腋に数個ずつ唇形花をつける。花冠は紅紫色で長さ2.5〜3cm、外面に密に白毛がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:中国)
     山や丘陵の草地

  • 花期 :  8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     1996年10月6日 神奈川県足柄上郡
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花序    同  上
     下左・花 2015年11月1日  長崎県平戸市
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     河原や荒地などに多いメハジキによく似ているが葉が裂けない。山地の草原など日当たりのいい場所に生える。
     花冠の外側に白い毛が多く、それを花に着せた綿になぞらえ和名が付けられている。
     10月初め、キントキヒゴタイを探しに丹沢山系のある山に出かけた。
     目的の花を初め、手入れされた草原では、この花やHPでも使った形のいいツルニンジンコシオガマなど多くの花に出会えた。
     秋の低山徘徊なんて大して見る花もないと思っていたが、馬鹿にしていた自分が恥ずかしかった。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
花序

花