ミヤマウツボグサ(深山靫草)Prunella vulgaris subsp. asiatica var. aleutica |
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草丈10〜30cmの多年草。 葉は数対あり、卵状長楕円形で長さ2〜5cm、先は鈍く、少数の低い鋸歯があり、1〜3cmの葉柄がある。 花は茎頂に密な花穂を作り、唇形花を多くつける。花冠は紫色で長さ1.5〜2cm。 ウツボグサに比べると小型で、走出枝を出さないのが違いとされているが、寒冷地ややせ地の矮小型として区別しない考え方もある。 北海道〜本州(中部地方以北) 低山や亜高山帯の草地や道端 1981年7月19日 北海道夕張岳 夕張岳で初めて撮影したときは、高山に生えるタテヤマウツボグサと勘違いしていたが、北海道にはタテヤマウツボは分布しない。 タテヤマウツボグサとの相違点は、葉柄があることで、写真でもそのことが見て取れる。 この仲間は、平地に生えるウツボグサと三種類あり、中部以北では見かけた際、違いをしっかり確認しておく必要がある。 同じ科の仲間の花 |