セトエゴマ(瀬戸荏胡麻)Perilla setoyen |
|
草丈50〜100cmの1年草。 茎には下向きの短軟毛が密生する。 葉は対生し、卵形〜広卵形で長さ10〜13cm、幅6〜8cm。先は尖り、表面に短毛はあるが長毛はなく、鋸歯はあるが基部では暖味。葉柄や裏面は緑色で赤紫色を帯びない。 花は枝先に総状花序となって80〜100個つき、若い花穂は緑色、花冠は白色で長さ4〜5mm。苞は卵円形で鱗状に密着し、縁に0.5〜1mmの長毛が密生する。 分果は偏球形で隆起した網紋がある。 本州(近畿地方以西)、四国 山間の谷間 2013年9月15日 広島県 中・花、下左・茎、下右・葉 同 上 1994年と近年に発表された種で、レモンエゴマやトラノオジソ、エゴマなどと同じシソ属の花である。 茎に毛が密生することでエゴマと区別され、若い花穂が緑色花穂が細長く、苞が卵円形、雄しべが花冠から飛び出すことでレモンエゴマとは区別される。 よく似たトラノオジソとは、葉の鋸歯が基部でははっきりしないこと、葉に長毛がないこと、花の色が白色であることが区別のポイントのようだ。 広島県の山間部、谷沿いの道端で初めて出合ったが、1m近くある草丈に驚かされ、白い花で確かに違うと感じた。 同じ科の仲間の花 |
|