エゾニワトコ(蝦夷にわとこ)

Sambucus racemosa subsp. kamtschatica


エゾニワトコ果実

  • 科名・属名 : スイカズラ科 ニワトコ属
     注.APG分類ではレンプクソウ科(ADOXACEAE)

  • 特徴 :
     高さ2〜5mの落葉低木〜小高木。
     樹皮は厚くコルク質で、若枝には硬い開出毛がある。
     葉は対生し、長さ15〜30cmの奇数羽状複葉で小葉は2〜3対。長楕円形で長さ約10cm、粗い鋸歯がある。
     花は枝先に円錐花序となって多数つき、花冠は帯黄白色で径5〜7mm、先は5深裂する。花柄に長い乳頭状突起がある。
     果実(核果)は球形で径約4mm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(関東地方北部以北)
     低地〜山地の日当りのいい場所

  • 花期 :  5〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     果実 1998年6月28日  青森県八戸市

  • 撮影記 :
     ニワトコには果実の色が黄色や橙黄色のもの、小葉の形が披針形や逆に円みを帯びるものなどで多くの品種があり、他にもよく似たオオニワトコや本種などがあり、同定には頭を悩ませる。
     この果実の写真も、葉の形、生えていた場所などから本種と判断したが、現地で厳密にチェックしたわけではないので自信はない。

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