フジサンシキウツギ(富士三色空木)

Weigela x fujisanensis


フジサンシキウツギ

  • 科名・属名
  • : スイカズラ科 タニウツギ属

  • 特徴

  •  高さ1〜3mの落葉低木。
     ヤブウツギニシキウツギの自然雑種で、花の色が初めから紅色のもの。
     葉は対生し、長楕円形〜倒卵状長楕円形で、長さ6〜10cm。先は急に尖り、縁には微鋸歯がある。
     葉裏の毛は脈上に多いが、両者の中間を示洲ものが多く変化の幅は大きい。
     花は枝先や葉腋に数個つき、紅赤色で長さ約3cm、花冠は漏斗状鐘形で、先は5裂する。
     別名 フジベニウツギ

  • 分布・生育地

  •  本州(山梨、静岡県)  山地

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年5月31日 山梨県富士山麓
     下・花   同 上

  • 撮影記

  •  5〜6月、梅雨入り前の富士山麓は風も爽やかで清々しく、花を探して歩いていても心が浮き立つ。
     そんな林間で見られるのが紅色の美しいこの花だ。
     ニシキウツギの雑種であるが、初めから紅色で花の色が変化することはない。
     花の色が白から紅色に変化する雑種をフジニシキウツギと呼び、同じような地域に分布するようだ。

    同じ科の仲間の花
花