オオカメノキ(大亀の木)

Viburnum furcatum



  • 科名・属名 : スイカズラ科 ガマズミ属
     注.APG分類ではレンプクソウ科(ADOXACEAE)

  • 特徴 :
     高さ2〜6mの落葉低木。
     よく分枝して横に広がり、樹皮は暗紫褐色。
     葉は対生し、円形〜広卵形で長さ、幅6〜20cm。先は急尖頭で基部は心形、縁に重鋸歯があり、脈や細脈部はへこむ。
     花は枝先に径6〜13cmの散房花序となり、小さな白い両性花を多数つけ、まわりに径2〜3cmの装飾花をつける。装飾花は5裂して平開する。
     果実(核果)は広楕円形で、長さ7〜10mm、赤くなり後に黒熟する。
     別名 ムシカリ

  • 分布・生育地 :
     北海道〜九州 (国外:サハリン)
     山地

  • 花期 :  4〜6月

  • 撮影月日・場所 :
     2005年6月26日  岩手県早池峰山
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中・花 2003年5月24日  長野県戸隠高原
     左下・果実 2017年6月29日  新潟県上越市
     右下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     私にとってこの花のイメージはミズバショウが咲く頃の尾瀬のイメージだ。
     湿原に群生するミズバショウやザゼンソウの花を楽しみ、まだ芽吹き始めたばかりの林下に入ると、白いこの花が迎えてくれる。
     北海道〜九州まで広く分布し、まだ花の少ない春先の山を彩ってくれ、すぐに名前を覚えられる花である。

  • 葉

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花

果実