ケアクシバ(毛あくしば)

Vaccinium japonicum var. ciliare


ケアクシバ1

  • 科名・属名 : ツツジ科 スノキ属

  • 特徴 :
     高さ50〜100cmの落葉低木。
     アクシバの変種で、母種がの若枝が無毛であるのに対し、若枝の溝に条をなして短毛があり、しばしば開出する長い腺毛がある点が異なる。

  • 分布・生育地 :
     本州(中部地方の南西部以西)〜九州 (国外:朝鮮(済州島)
     山地の林縁

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2019年7月10日  大分県佐伯市
     中上・全体2、以下全て    同  上
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     大分県南部の山中、その谷沿いは色々な花に出会える楽しい場所だった。
     6月中旬にこの渓谷を訪れた際、岩壁に数多くの蕾をつけたケイビランを見つけ、ぜひ花の頃にと翌年時期をずらして訪れた。
     期待通りケイビランの花は満開で満足したが、他に何かないかと探すと、初めての出会いとなるシマサクラガンピやこの花が見つかった。
     残念ながら何とかもっていた梅雨空から雨が降り出し、一層暗くなった林下で、花や葉につく雨粒を拭いながら撮影した。
     特徴欄に記したように、母種のアクシバとは、左下の写真のように若枝に毛や腺毛が生えることが異なっている。

  • 葉(表)

    葉(裏)

    同じ科の仲間の花
ケアクシバ2

花

若枝