キバナシャクナゲ(黄花石楠花)

Rhododendron aureum


キバナシャクナゲ1

  • 科名・属名 : ツツジ科 ツツジ属

  • 特徴 :
     高さ10〜100cmの常緑低木。
     枝は地を這って広がるか斜上する。
     葉は互生し、葉身は倒卵状楕円形〜倒卵形、長さ3〜7cm、幅1.5〜3cm。先は鈍頭または円頭、基部はくさび形、質は革質で両面無毛。葉柄は長さ0.5〜1.5cm。
     花は枝先に2〜7個つき、花冠は淡黄色で漏斗状鐘形、径2.5〜3cm、5中裂し上側の裂片には淡黄緑色の斑点がある。花柄は長さ2〜3cm、縮れた軟毛が密生する。雄しべは10本、花糸下半部に軟毛がある。
     果実(刮ハ)は狭長楕円形、長さ1〜1.5cm、短毛がある。

  • 分布・生育地 :
     北海道〜本州(中北部) (国外:千島、サハリン、カムチャッカ、朝鮮北部、東シベリア)
     高山のハイマツ林の林縁、風衝草原

  • 花期 :   6〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     1980年7月28日  北海道大雪山
     中 1979年7月20日    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 1979年7月19日    同  上
     下右・葉 1986年6月29日  北海道夕張岳

  • 撮影記 :
     夏の大雪山の山上は、本州の高山とは全く異なる風景が広がる。
     何といってもスケールが大きい、チングルマエゾコザクラなど単一種だけの大群落が広がっている。それだけでも感動ものだ。
     この花も本州の高山では小さな株が少しという場合が多いが、大雪山では雪田脇の風衝地にこの花だけの大きな群落があちこちで見られる。
     青い空、真っ白な雪田をバックに咲く姿は、カメラを向けざるにはいられない。
     ただ、北海道でもこういうスケールでお花畑が見られるのは大雪山だけだが。

  • 葉

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キバナシャクナゲ2

花