イワテハタザオ(岩手旗竿)

Arabis serrata var. japonica f. fauriei


イワテハタザオ

  • 科名・属名
  • : アブラナ科 ヤマハタザオ属

  • 特徴

  •  草丈10〜35cmの多年草。
     イワハタザオの品種とされ、花や果実が小さく、花弁は長さ7〜9mm、花柱は約1mmと短い。

  • 分布・生育地

  •  本州(岩手山、秋田駒ケ岳) 高山の砂礫地、岩場

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年6月25日 秋田県秋田駒ケ岳

  • 撮影記

  •  フジハタザオの変種で、岩手山と秋田駒ケ岳に知られている。  朝方の好天が嘘のようなガスと小雨、カメラを出すのも億劫な天候の急変を愚痴りながら歩を進めた砂礫地にハタザオの仲間が咲いていた。
     この山に分布する本種とエゾノイワハタザオとの違いはメモしてきたが、メモと付きあわせてもはっきりとはわからない。両方を区別しないという考え方が理解できる。
     花や果実が小さいなどという区別点を参考にして、最終的にこの花を本種としたが、ハタザオの仲間は形態変化が多くよくわからない。

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