モイワナズナ(藻岩薺)Draba sachalinensis |
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草丈10〜30cmの多年草。 茎は叢生し、葉とともに単毛と星状毛がある。 根出葉はロゼット状、茎葉は2〜4個つき、卵形〜広披針形で長さ2〜3cm、幅5〜8mm。縁に粗い鋸歯がある。 花は茎頂に密につき、花弁は白色で長さ6〜8mm。 果実は広披針形で、普通弓状にまがり長さ8〜10mm。星状毛があり、少しねじれる。 北海道、本州(長野県) 山地の岩場、岩礫地 1990年5月27日 北海道札幌市南区 札幌市の近郊にあるその渓谷は、遊歩道が整備されハイキングコースになっている。近くに観光地があるため観光客も多いが、植物も多く観察にも好適な場所で何度か出かけた。 特に、渓谷のため最深部は岩壁になっていて、岩場を好む植物が多く見られる。ナンブソウやエゾノハナシノブなどは、この谷で初めて出会った。 この花もそんな湿った岩壁に花を咲かせていた。和名のモイワは札幌市にある藻岩山のことで、できればその場所で撮影したかった。 同じ科(属)の仲間の花 |