エゾノクサイチゴ(蝦夷の草苺)

Fragaria yezoensis


エゾノクサイチゴ1

  • 科名・属名
  • : バラ科 オランダイチゴ属

  • 特徴

  •  草丈10〜25cmの多年草。
     葉3小葉からなり、小葉は卵形〜長楕円形で長さ2〜5cm。葉柄や花柄に開出毛が密生する。
     花は頂生し、径1.5〜2cm。花弁は白色で5個。雄しべは雌しべよりはるかに長い。
     シロバナノヘビイチゴに似るが、より多毛で、花柄の毛も開出している。

  • 分布・生育地

  •  北海道(東部、北部)  草原

  • 花期
  • :  5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1990年6月23日  北海道根室市
     中 1999年7月11日  北海道網走郡
     下左・花 2014年7月10日  北海道知床
     下右・葉    同  上

  • 撮影記

  •  シロバナノヘビイチゴノウゴウイチゴに似ているが、前者より多毛で、後者は花弁が7〜8枚ある。
     根室に出かけた際シロバナノヘビイチゴだと思って撮影したが、帰って調べると北海道でも東部や北部にしか分布していないこの花だった。
     実は美味しいそうであるが、その時は食べ損ねた。

    花

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エゾノクサイチゴ2

花