コキンバイ(小金梅)

Waldsteinia ternata


コキンバイ

  • 科名・属名
  • : バラ科 コキンバイ属

  • 特徴

  •  草丈10〜20cmの多年草。
     根茎は細く伸びる。
     葉は根生し3小葉からなり、頂小葉は菱状倒卵形で長さ2〜3cm。3〜5中裂し、欠刻と鋸歯がある。側小葉は歪んだ卵形。
     花は茎の先に1〜3個つき、黄色の5弁花で径約2cm。萼片の間に小さな副萼片がある。

  • 分布・生育地

  •  本州(中部地方以北)、北海道
     山地の林下

  • 花期
  • : 5〜6月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年5月22日 長野県八ケ岳
     花 1994年5月13日 北海道札幌市

  • 撮影記

  •  黄色の花はキジムシロの仲間によく似ているが、小葉が鋸歯でなく切れ込んだような形(欠刻)になっていることや、花弁の先が円いか凹まずやや尖った感じになっている点などで区別できる。
     最初に出会ったのはアポイ岳の登山口のまだ平坦な場所、遠くにこれまた初見のエゾオオサクラソウも見え、期待を抱かせるに十分なスタートとなった。

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花アップ