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- 科名・属名 : バラ科 シモツケ属
注.APG分類では学名(Spiraea japonica var. japonica)
- 特徴 :
高さ1〜1.5mの落葉低木。
葉は互生し、狭卵形〜卵形で、長さ2〜8cm、幅1〜4cm。先は鋭頭〜鋭尖頭で、まばらに不揃いな重鋸歯があり、裏面は白色〜淡黄色の短毛が密生または散生する。
花は枝先に散房花序になって多数つき、径3〜6mm、花弁は淡紅色〜紅色。雄しべは花弁より長い。
岩石地には花序や葉が矮小化したものがあり、
●オヤマシモツケ(f. alpina)という品種とされている。
- 分布・生育地 :
本州〜九州 (国外:朝鮮、中国) 山地の日当りのいい所
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2001年7月8日 滋賀県伊吹山 中・全体2 2004年6月19日 長野県上田市 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花 2015年6月28日 神奈川県箱根 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
バラ科にはよく似た名前のシモツケソウという花があり、淡紅色の花も似ている。ただ、シモツケソウが草がつくように草本であるのに対し、この花は木本である。
山地の岩地など日当りのいい場所で群生していることも多い。
シモツケ(下野)の名は、この美しい花が以前から栽培され、その山地が下野地方(現在の栃木県)であったことに由来しているようだ。
庭でもよく栽培されているが、青空の山でピンク色の花を見るのもいいものだ。
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