タイワンウラジロイチゴ(台湾裏白苺)Rubus swinhoei |
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蔓性の低木。 茎は他のものに寄りかかって伸び、鉤形の刺を散生する。 葉は互生し、卵形〜卵状披針形で長さ5〜10cm。先は鋭頭または鋭尖頭で、基部は切形、縁には不斉な鋸歯がある。質はやや薄く、花をつける枝の葉の裏面は灰白色の綿毛を密生する。花をつけない枝の葉の裏面は緑色。 花は散房花序となって枝先に1〜3個つき、白色で径約3cm。萼裂片は3角状卵形で急に尖り、腺毛がある。 沖縄県 山地の林縁、草地 2014年3月21日 沖縄県 中・花、下左右・葉表、葉裏 同 上 沖縄にはリュウキュウイチゴやリュウキュウバライチゴ(オオバライチゴ)などがあり、山道や道端で割合によく見かける。 ただ、葉の裏側が綿毛が密生するので灰白色に見えるこの花は生育地が限られ、葉を見たことはあったが花を見たことはなかった。 花を見たいと自生地を訪れたが、花期が遅れているのか、蕾はわずかにみつかったものの、咲いている花は見当たらなかった。 方々探し、やっと1輪咲いている花を見つけ、特徴ある裏が白い葉とともに撮影した。 同じ科の仲間の花 |
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