タカネバラ(高嶺薔薇)

Rosa nipponensis


タカネバラ1

  • 科名・属名 : バラ科 バラ属

  • 特徴 :
     高さ1〜2cmの落葉低木。
     枝はよく分枝する。
     葉は奇数羽状複葉で小葉は3〜4対、楕円形〜倒長卵形で長さ1〜3cm。先のものほど大きく、先はやや円く、縁に鋭い鋸歯がある。質は薄く、表面は緑色、裏面は白色を帯びる。
     花は枝先に1(〜2)個つき、紅紫色で直径4〜5cm。花弁は5個、雌しべには白い毛が密生する。
     果実(偽果)は洋ナシ形で長さ約1.5cm、赤熟する。

  • 分布・生育地 :
     本州(尾瀬〜中部地方)、四国(一部高山) (国外:日本固有)
     亜高山帯〜高山帯の岩場や草地

  • 花期 :  6〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     1977年8月7日  山梨県北岳
     (上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中    同  上
     下左・花 2015年7月13日  群馬県至仏山
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     ミヤマハマナスの別名があるように、海岸に生えるハマナスによく似ている。
     本州では中部地方の高山だけでなく、尾瀬の山でも見られるほか、四国剣山にも分布している。
     よく似たオオタカネバラは、小葉は2〜3対で先が尖っている。
     高山帯でみる大きな紅紫色のバラは、園芸種の華やかさはないが、華麗である。

  • 葉

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タカネバラ2