- 科名・属名 ： バラ科 キジムシロ属
- 特徴 ：
- 分布・生育地 ：
- 花期 ： ６〜８月
- 撮影月日・場所 ：
- 撮影記 ：
草丈１０〜３０ｃｍの多年草。
全体に白い絹毛が密生する。
葉は３出複葉で、小葉は倒卵状くさび形、長さ、幅とも３〜４ｃｍ。やや厚く縁には粗い鋸歯がある。
花は散房状に数個つき、黄色の５弁花で径３〜４ｃｍと大きい。
北海道 海岸の岩場や草地
1990年6月23日 北海道根室市
下 1992年7月5日 同 上
海の荒れた日には波しぶきのかかりそうな切り立った岩壁、上部は波の浸食のせいか崩壊が進んでいる。
そんな崩壊地に黄色の花が見えた。近寄ってみると葉や茎に毛が一杯生えている、「チシマキンバイ」だ。毛の多さはそれだけ生きることの厳しさの現われだろう。
道東では是非見たいと思っていた花だけに大喜びして、不安定な足場に注意しながら撮影した。
あたりを見回すとこんな厳しい環境にもかかわらず、トモシリソウ、シコタンタンポポの花も見られ、自然の逞しさには感動させられた。
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