チョウセンキンミズヒキ(朝鮮金水引)

Agrimonia coreana


チョウセンキンミズヒキ

  • 科名・属名
  • : バラ科 ワレモコウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの多年草。
     茎には長軟毛が多い。
     葉は奇数羽状複葉で、3〜5(7)小葉からなり、小葉は卵形〜菱形卵状で薄く、鋸歯は鈍い。葉の裏に長軟毛と腺点がある。托葉は扇形で大きく、粗い歯牙がある。
     花はまばらにつき、黄色の5弁花で径7〜15mm、特に下の一つは離れてつく。雄しべは12〜28本と多い。花期はキンミズヒキより1ヶ月くらい早い。

  • 分布・生育地

  •  北海道(西南部)〜九州
     山地の林下や草原

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2001年8月16日 東京都陣馬山
     花  同 上

  • 撮影記

  •  この花の記録がある東京都の山に探しに出かけた。旧盆の休みで暑い日、低山に登ろうとする物好きは少なく、登山客は少なかった。
     すぐにキンミズヒキ属の花が目に入った。キンミズヒキではないが、本種なのかヒメキンミズヒキなのか?ひとまず撮影した。
     帰って図鑑をよく読むと、覚えていた花が離れてつくことのほか、小葉の付きかたや雄しべの数、托葉の形などに違いのあることがわかり、小葉や托葉などを見て本種としたが、自信が持てないでいる。

    同じ科の仲間の花
花