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- 科名・属名 : グミ科 グミ属
- 特徴 :
高さ1〜3mの落葉低木。
アキグミの変種で海岸型。
葉は互生、葉身は卵円形〜広楕円形、長さ3〜7cm、幅2〜4cm。先は円頭〜鋭頭、基部は広いくさび形で全縁。アキグミに比べ、葉が大きく、質は厚く、表面は銀白色の鱗状毛を密生し、裏面も銀白色の鱗状毛を密生し、真っ白でやや光沢がある。秋に出る小さな葉は、両面び褐色の鱗状毛を密生する。また、花期の葉は円頭であるが、花後に伸びた枝につく葉は先が尖り、先が円頭の葉は枝の基部付近に残るだけになる。
花は葉腋に1〜6個束生し、萼筒は4稜のある細い円筒形で長さ6〜7mm、基部に向かって次第に細くなり、子房の上の括れはやや不明瞭。裂片は卵形〜三角形で鋭尖頭。
果実(偽果)は球形〜楕円状球形で径7〜8mm、11月に紅熟する。表面には赤褐色や白色の鱗状毛がある。果柄は短く、直立または湾曲する。
- 分布・生育地 :
本州(関東地方南部、伊豆諸島) (国外:日本固有) 海岸の岩場
- 花期 : 4〜5月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2015年4月25日 神奈川県三浦半島1 中上・全体2、以下果実を除き 同 上 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・果実 2017年11月2日 神奈川県三浦半島2
- 撮影記 :
アキグミの変種で、海岸の岩場などで見られる。
葉が厚く、卵円形〜広楕円形で広くて大きい、萼筒の基部で子房の上の括れが不明瞭であることが違いとされている。
神奈川県三浦半島辺りの海岸では割合に普通に見られ、この花の果実の赤熟する晩秋の頃訪れると、この花の果実とオオバグミ(マルバグミ)の花が同時に見られる。
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