ハマヤブマオ(浜藪苧麻)

Boehmeria arenicola


ハマヤブマオ

  • 科名・属名 : イラクサ科 カラムシ属
     注.APG分類では和名ヤブマオ属

  • 特徴 :
     草丈0.5〜1.5mの多年草。
     葉は対生し、中部の大きくなるものでは卵円形で長さ約13cm、幅約11cm。質は粗剛で鋸歯は大きく片側40以下、時にラセイタソウのような耳状突起がある。葉裏主脈の毛は基部の膨らみが顕著でなく、開出して上を向くものが多い。茎上部の葉は狭卵形〜広披針形。
     花は雌雄同株で上部の葉腋には雌花序がつき、球状に集まった雌花が太くて短い穂を作る。下部の葉腋には雄花序がつく。
     果実(痩果)は集団になり、長い穂状になる。

  • 分布・生育地 :
     本州〜九州
     山麓、ラセイタソウよりやや内陸部

  • 花期 :  7〜9月

  • 撮影月日・場所 :
     2014年7月29日  神奈川県横浜市
     中・花、下・葉    同  上

  • 撮影記 :
     初めてこの花に出合ったのは、昔、鎌倉と各地を繋いでいた切通しと呼ばれる古道に向かう山裾の川縁だった。
     ラセイタソウに似た感じだったが、海岸の岩場でもないこんな山中になぜと思った。
     帰って「神奈川県植物誌」を見ると、ラセイタソウに似るが、鋸歯がより大きくて少なく、海岸よりも山麓や内陸部に生えることが多いと記されたこの花だった。
     なお、日本維管束植物目録のAPG分類ではこの花とオニヤブマオは同一種の異名とされているなどこれまで別種とされていたものが同一種とされているものが多い。今回は別種でアップしたが、この属の見直しは別途おこない、その際整理する予定。

  • 同じ科の仲間の花
雌花序

葉