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- 科名・属名 : カタバミ科 カタバミ属
注.APG分類では、学名(O. griffithii var. griffithii)
- 特徴 :
草丈10〜20cmの多年草。
根茎は太く、密に古い葉柄の基部に覆われ、分枝しない。
葉は葉柄の先に3小葉をつけ、小葉は倒披心形、長さ、幅とも2.5〜4cm。先端は切形で中央がへこみ、角は鈍頭。葉柄や葉の裏面に密に軟毛がある。
花は花柄の先につき、直径3〜4cm、花弁は5個、白色でコミヤマカタバミより大きい。花柄には密に軟毛がある。
果実(刮ハ)は楕円形、長さ10〜17mm。
花が淡紅紫色を帯び、花弁に紅紫色の筋が入るものがあり、
●ベニバナミヤマカタバミ(f.rubriflora)(左下の写真)という。
- 分布・生育地 :
本州(東北地方南部〜中国地方)、四国 (国外:中国〜ヒマラヤ) 山地の林下
- 花期 : 3〜4月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 1988年5月1日 大阪府金剛山 中・花 2018年3月31日 島根県安来市 左下・ベニバナ 1996年4月21日 岐阜県山県郡 (上、左下は拡大写真あり、写真をクリック) 右下・葉 2018年3月31日 島根県安来市
- 撮影記 :
春、山地の杉林やブナ林の林下などで見られる。
コミヤマカタバミやカントウミヤマカタバミによく似ているが、根茎が太いことや葉裏や葉柄に密に軟毛が生えることなどが異なる。
全体写真でも左側に見える葉の裏が白く見え、毛の多いことがわかる。
花も大きく、春先の林下では目立つ花である。
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