エゾキンポウゲ(蝦夷金鳳花)

Ranunculus franchetii


エゾキンポウゲ1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 キンポウゲ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     茎は上部で分枝し、全体に少し毛がある。
     根出葉は幅3〜6cm、掌状に3深裂するか3出複葉で、長い葉柄がある。茎葉は上部のものは柄がなく3深裂し、裂片の先は尖らない。
     花は茎の先に3個程度つき、花弁は黄色で5個、径約2cm。
     痩果は球形で、短毛が密生する。

  • 分布・生育地

  •  北海道  山地の湿った所や沢沿い

  • 花期
  • : 5〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  2007年5月14日 北海道雨竜郡
     中、下  同 上

  • 撮影記

  •  道北を中心に咲く花、沢沿いに入ればまず普通に見られるという話を聞き、一日に2本しかないバスに乗って出かけた。
     花期からみるとかなり早く、そのうえ今年は3〜4月と寒い日が続いていたので気に懸かかっていた。
     案の定、沢沿いはまだ残雪に覆われエゾノリュウキンカ(ヤチブキ)が見られるくらいで、他に黄色の花は見えない。
     また来るしかないかと半分あきらめの気持ちで、平地の小川沿いを探してみる。ヤチブキの黄色の群落に近づいてみると、もっと小さな黄色が見える。「ひょっとして」とぬかるみを越えると、咲き始めのこの花だった。
     ウマノアシガタに似ているものの全体に小振りで、雰囲気そのものも大分違っていた。

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エゾキンポウゲ2

花アップ