ヒメキンポウゲ(姫金鳳花)

Halerpestes kawakamii


ヒメキンポウゲ1

  • 科名・属名

  •  キンポウゲ科 ヒメキンポウゲ属

  • 特徴

  •  草丈20〜30cmの多年草。
     根元葉は5〜10個、楕円形で長さ3〜12cm、先は浅く3つに裂ける。葉柄は1〜3cm。
     花は茎頂に1〜3個つき、直径6mm、花弁は黄色で5枚。

  • 分布・生育地

  •  本州(秋田、青森〜千葉の太平洋側)
     海岸近くの湿地

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2008年5月24日 青森県上北郡
     中 1997年7月19日 青森県八戸市
     下 2008年5月24日 青森県上北郡

  • 撮影記

  •  千葉県以北から秋田県までの、海岸近くの湿地にごく稀に生育している。
     葉の形に特徴があり、一見して本種とわかる。
     最初に撮影したのは青森県の海岸であったが、花期も終わりに近く、わずかに1花が咲いていただけだった。

     2008年、その機会に恵まれた。
     青空だった日本海側とは打って変わり、ヤマセの吹く太平洋側は海霧で50m先も見えず、車から降りると首をすくめるほど寒い。温度計の表示は10℃、一気に10度も下がった勘定になる。
     まだ花には早いだろうなと思いつつ、湖畔の湿地に足を踏み入れる。5cmにも満たない若芽の中に、黄色の小さな花が咲いていた。
     カエルの足のような面白い形の葉も目立つ。「ヒメキンポウゲだ」もう咲いている。思いもかけぬ時期のうえ、イメージ通りの自生に出会え、心は一転温かくなった。
     周囲にはウミミドリエゾツルキンバイの花も見られ、一見何もないような湿地も小さなお花畑だった。

    同じ科の仲間の花
ヒメキンポウゲ2

花・葉アップ