フタマタイチゲ(二又一華)

Anemone dichotoma


フタマタイチゲ

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 イチリンソウ属

  • 特徴

  •  草丈40〜80cmの多年草。
     花茎に数対の対生する茎葉があり、頂芽が伸びず腋芽が伸びるので、茎が二又に分かれているように見える。
     花は白色、枝の先に2cm前後の大きさで萼片は5枚ある。

  • 分布・生育地

  •  北海道  海岸近くの砂浜や湿地

  • 花期
  • : 6〜7月

  • 撮影月日・場所

  •  1990年6月24日 北海道根室市

  • 撮影記

  •  写真でもわかるように、茎が上部で二つに分かれているように見え、そのことが和名の由来になっている。
     北海道だけに分布し、道東に多く湿地や砂浜でたまに見る。
     この写真は、トモシリソウエゾゴゼンタチバナといった北海道でも道東部にしか分布していない植物を撮影に行った際、根室市の湿原で見つけた。
     この時期はまだ観光には早いため、真っ直ぐ伸びる道路には車一台通らず、青い海や海の向こうの国後島などを眺めながらのドライブは最高だった。

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