コボタンヅル(小牡丹蔓)Clematis apiifolia var. biternata |
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つる性の半低木。 葉は2回3出複葉、小葉は卵形〜広卵形で長さ3.5〜7cm。先は鋭く尖り、縁には不揃いの鋸歯がある。 花は今年伸びた枝の葉腋から3出集散状の花序を出して多数つき、花弁はなく花弁状で長楕円形の萼片が4個、十字形に開き、径1.5〜2cm、白色で上向きに咲く。萼片の外側に灰白色の短毛がある。 果実(痩果)は卵形で長さ約4mm、普通毛はない。花後、花柱が長さ1〜1.2cmに伸び長い白毛がある。花は今年伸びた枝の根元から白色で上向きの花を多数つける。そう果に毛がない。 ボタンヅルの変種で、葉が2回3出であることが異なる。 本州(関東、中部地方) 日当たりのいい林縁 2005年9月4日 東京都高尾山年月日 下・花 同 上 ボタンヅルは、晩夏から秋口の低山では普通種の一つで、葉に鋸歯があることでセンニンソウと見分けることは、撮りはじめの頃覚えた。 ボタンヅルの中に本種があることも知ってはいたものの、全てボタンヅルとして葉の違いを大して確認せずにいた結果、未撮影となっていた。 反省して高尾山麓まで撮影に出かけた。咲いている株を見ると3出複葉のボタンヅルと2回3出複葉である本種が混在していた。。 同じ科の仲間の花 |