サキシマボタンヅル(先島牡丹蔓)

Clematis chinensis


サキシマボタンヅル1

  • 科名・属名
  • : キンポウゲ科 センニンソウ属

  • 特徴

  •  つる性で半常緑の藤本。
     茎は長く伸び、先で分枝する。
     葉は対生し、3〜5出、小葉は卵形〜卵状披針形で、長さ2〜6cm。質は膜質または洋紙質、先は鋭頭で、基部は円形または心形、縁は全縁。葉は乾けば黒変する。
     花は3出の散房花序となり、花は白色で径2〜2.5cm。萼片は4〜5個。
     果実(そう果)は卵形で、長さ約3mm。

  • 分布・生育地

  •  沖縄  林縁

  • 花期
  • : 6〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2006年8月5日 沖縄県宮古島
     中 2013年5月25日 沖縄県石垣島
     下左・花、下右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  真夏の宮古島、センニンソウを見つけた。林縁で葉が円くて全縁なのでリュウキュウボタンヅルではない。
     帰って調べると本種で、その後石垣島や沖縄本島でも花を見かけた。
     沖縄にはこの仲間が多くどの種もよく似ているが、乾くと葉が黒くなるのが特徴らしい。
     いずれも林縁からぶら下がっていることが多く、風の強い沖縄では撮影も一苦労だ。

    葉

    同じ科の仲間の花
サキシマボタンヅル2

花