エゾモメンヅル(蝦夷木綿蔓)Astragalus japonicus |
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草丈30〜50cmの多年草。 茎は直立し、初めはまばらに軟毛がある。 葉は奇数羽状複葉で、小葉は3〜7対。小葉は長楕円形〜楕円形で、長さ1.5〜3cm、幅0.7〜1.3cm。先はやや凹頭で、縁は全縁、裏面に白軟毛がある。 花は総状花序になって4〜6花つけ、紅紫色で長さ約2cm、旗弁が翼弁より長く、竜骨弁は著しく短い。萼は長さ5〜6mmで、白軟毛が多い。 果実(豆果)は長楕円形で袋状に膨らみ、長さ約2cm。 北海道(知床半島、斜里岳) 海岸岩地、草地 2014年7月10日 北海道知床半島 中、中下・花 同 上 下左右、果実・葉 同 上 久し振りに訪れた知床、世界遺産に登録されてからしばらく経ったが、観光客は多い。 しかも、7月の初めにもかかわらず、季節外れの台風の接近で小雨が降り、風もやや強い。 そんな悪天候中、今回の遠征の最大の目的であるこの花を求め、滑りやすい岩場を歩く。 途中、ヒグマの糞の塊が2ヶ所もあり、鈴や笛を鳴らし、あたりに注意を払いながら進む。 かなりの距離歩いた後、崩落した岩場に紅紫色の花が見えてきた。 間違いないと思ったが、近づいてみると予想通りこの花で、カノコソウやエゾノキリンソウなどとともに、小さなお花畑を作っていた。 同じ科の仲間の花 |
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