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- 科名・属名 : マメ科 ソラマメ属
- 特徴 :
長さ100cmになるつる性の多年草。
葉は羽状複葉で、10〜16個の小葉がある。小葉は長楕円形で長さ1〜2cm、幅5〜10mm。先は円く、両面に白い軟毛があり、托葉は小型で2裂し、全縁。
花は総状花序になり、淡青紫色で長さ1.2〜1.5cm。翼弁は竜骨弁より長い。萼は軟毛があり、長さは不揃い。
果実(豆果)は狭楕円形で長さ1.5〜2.5cm、幅5〜6mm。無毛で3〜4個の種子が入り、褐色に熟す。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(近畿地方以北) (国外:南千島、朝鮮、中国(北部)、ロシア) 海岸の砂地、草地
- 花期 : 6〜9月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2007年10月21日 神奈川県三浦市 中・全体2 1984年7月21日 北海道礼文島 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2017年4月28日 神奈川県藤沢市 右下・葉 同 上
- 撮影記 :
北海道から本州(近畿地方以北)の海岸近くの砂地や草地に生えるクサフジで、和名のとおりクサフジに比べると葉の幅が広く、先も円くなっている。
淡い色が多いと書かれている図鑑もあるが、礼文島で見た花は青紫色が濃く印象的だった。
よく出かけていた20年前の礼文島は、レブンアツモリソウもまだ保護地以外でも見ることができ、どこを歩いても「花の島」であったが、最近はどうなっているのだろう。
花期は夏であるが、関東あたりでは早い時期から10月になっても結構花が見られ、秋晴れの青い海を見下ろしながら咲いている姿は絵になる。
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