コメツブツメクサ(米粒詰草)

Trifolium dubium


コメツブツメクサ1

  • 科名・属名 : マメ科 シャジクソウ属

  • 特徴 :
     草丈10〜50cmの1年草。帰化。
     茎は基部からよく分枝して、匍匐ときに直立する。
     葉は3小葉からなり、小葉は倒卵形で長さ5〜15mm、幅5〜12mm。先端はやや凹む。葉柄は長さ2〜5mm。
     花は葉腋からでた1cm程度の花茎の先に、球状に5〜20個つき、花弁は蝶形で淡黄色〜黄色、長さ3〜4mm。萼は長さ約2mm。
     果実(豆果)は楕円形、長さ約2mm、幅約1mm、無毛で種子が1個入る。

  • 分布・生育地 :
     帰化(ヨーロッパ、西アジア原産) ほぼ全国 (国外:南北アメリカ、オーストラリア、アジアに広く帰化)
    道端、草地、芝生

  • 花期 :   4〜7月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2008年5月24日  青森県上北郡
     中・全体2 2008年6月8日  東京都日野市
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 2018年4月8日  神奈川県川崎市
     右下・葉 2018年5月2日  埼玉県さいたま市

  • 撮影記 :
     この仲間は、パッと目には似ているものが多く、帰化植物図鑑と首引きでないと判断しきれない。
     自宅近くの河川敷に咲いているこの仲間、よく見ると2種類あるようだ。丸い玉のような花序を作っているのはクスダマツメクサだ。小振りの花序はこの花だ。名前のよく似たコメツブウマゴヤシとは果実(豆果)が違う。
     それにしてもマメ科は帰化植物が多い。マメ科の植物は飼料用として輸入されることが多いので、その中に他の植物の種が混じっているのだろう。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
コメツブツメクサ2

花