マルバハギ(丸葉萩)

Lespedeza cyrtobotrya


マルバハギ1


  • 科名・属名 : マメ科 ハギ属

  • 特徴 :
     高さ1〜3mの落葉低木。
     よく分枝するが、枝は垂れることはない。
     葉は3出複葉で、小葉は楕円形〜長楕円形で長さ2〜4cm。先は円く、しばしば凹み、表面は無毛で裏面と若枝に伏毛がある。
     花は葉腋から基部の葉より短い花序を出して密につき、蝶形で紅紫色、長さ1〜1.5cm。翼弁は竜骨弁とほぼ同調で、萼は4裂し、萼片の先端は針状になる。
     果実(節果)はやや円形で長さ6〜7mm。

  • 分布・生育地 :
     北海道(稀)、本州〜九州 (国外:朝鮮、中国、極東ロシア)
     日当りのいい山地

  • 花期 : 8〜10月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2020年9月29日  神奈川県川崎市
     中上・全体2 1988年9月4日  徳島県海部郡
     (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック)
     中中・花1 2020年9月28日  神奈川県川崎市
     中下・花2 2016年9月22日  熊本県阿蘇郡
     左下・果実(節果) 2022年10月29日  神奈川県川崎市
     右上・葉(表) 2016年9月22日  熊本県阿蘇郡
     右下・葉(裏) 2020年9月28日  神奈川県川崎市

  • 撮影記 :
     初秋の山でよく見かけるハギで、同じような場所にあるヤマハギと比べると、花序が短いので花が密集している感じがする。
     葉も先端が凹頭になっていることが多い。
     花の写真撮影を始めて間もない頃出かけた長野県の霧ケ峰には、マツムシソウの花の咲く中、点々とこの花が見られた。

  • 葉(表)

    葉(裏)

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マルバハギ2

花1

花2

果実(節果)