|
- 科名・属名 : マメ科 ササゲ属
- 特徴 :
つる性の1年草。
茎には帯黄色の毛がある。
葉は3小葉からなり、小葉は三角状卵形〜菱形状卵形で、長さ8〜9cm、幅5cm。基部に近い部分が最も広く、先にいくにしたがって細くなって尖り、両面に粗い毛がある。
花は総状花序になり2〜10個つけ、黄色で長さ、幅とも15〜20mm。翼弁は左右不同で、右側のものは1/2以上回転する竜骨弁を抱き、左側のものは竜骨弁に押されて平開する。
果実(豆果)は線形で長さ4〜9cm、幅約4mmで、種子のへそは楕円形。
- 分布・生育地 :
九州(奄美大島以南)〜沖縄 (国外:中国(南部)、台湾、東南アジア、南太平洋諸島、オーストラリア) 草地、道端、林縁
- 花期 : ほぼ1年中
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2005年12月3日 沖縄県与那国島 中上・全体2 2007年2月16日 沖縄県石垣島 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花 2019年5月8日 沖縄県西表島 左下・果実 2012年6月9日 同 上 右下・葉 2007年2月16日 沖縄県石垣島
- 撮影記 :
本土にあるヤブツルアズキによく似た花で、全体に大きく、小葉が基部に近い部分が最も広いことなどで区別できる。
分布も奄美大島以南となっていてやや普通に見られるので、沖縄で竜骨弁がねじれるタイプの黄色のマメ科の花を見たら、まずこの花と判断していいだろう。
とはいえ、南の島には花が一回り小振りでよく似たヒナアズキもたまに見られるので、葉の形や果実(豆果)の様子などをよくチェックしてみる必要がある。
同じ科の仲間の花
|