リュウキュウヌスビトハギ(琉球盗人萩)

Desmodium laterale


リュウキュウヌスビトハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ヌスビトハギ属

  • 特徴

  •  草丈50cm程度の多年草。
     茎は稜があり、毛がある。
     葉は3小葉からなり、頂小葉は長楕円形〜卵状長楕円形で、長さ5〜10cm、幅1.5〜3cm。側小葉は頂小葉より小さい。
     花は茎頂に円錐花序となり、まばらに花をつける。花冠は淡紅白色で長さ約5mm。
     莢果は2〜3小節果からなり、小節果は小さく長さ6〜7mm、幅4〜5mm。

  • 分布・生育地

  •  九州(南部)〜沖縄  林下

  • 花期
  • : 8〜12月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年9月25日 沖縄県国頭郡
     中、 同 上
     下 2006年9月4日 鹿児島県屋久島

  • 撮影記

  •  やんばるの林下でヌスビトハギの仲間に出会った。沖縄ではヌスビトハギは1ヶ所しか産地がない珍しい植物で、すぐに本種とわかった。
     琉球と名がつくので沖縄でしか見られないのかと思っていたら、北は九州の宮崎県あたりまで分布しているようだ。
     同じような地域に分布し、よく似たトキワヤブハギとは、頂小葉の形や節果の長さが違うと図鑑には書かれているが、並べて見比べるかものさしで計ってみないと見ただけではわかりにくい。
     この花も本種としたが、トキワヤブハギかもしれない。

    同じ科の仲間の花
花アップ

実アップ