チシマゲンゲ(千島紫雲英)

Hedysarum hedysaroides forma neglectum


チシマゲンゲ

  • 科名・属名
  • : マメ科 イワオウギ属

  • 特徴

  •  草丈15〜40cmの多年草。
     茎はまとまって生え株となる。
     葉は奇数羽状複葉で、小葉は7〜13個あり、小葉は卵状楕円形。
     花は総状花序で一方に偏って5〜20個つき、赤紫色。
     カラフトゲンゲと同一とする考えもあるが、果実(節果)に毛のあるタイプを品種とする考えに従った。

  • 分布・生育地

  •  北海道(礼文島、道内高山)
     高山帯の砂礫地や草地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  1983年7月18日 北海道礼文島

  • 撮影記

  •  果実(節果)に毛のあるタイプなのでカラフトゲンゲの品種の本種とした。
     礼文島の海岸近くの岩礫地にまとまって生えており、鮮やかな赤紫色は緑の葉とのコンストラストが美しい。
     観光バスのガイドが、この花をレブンソウといって説明しているという話を聞いたことがあるが、レブンソウよりは確かによく目に留まる。

    同じ科の仲間の花