ツクシハギ(筑紫萩)

Lespedeza homoloba


ツクシハギ

  • 科名・属名
  • : マメ科 ハギ属

  • 特徴

  •  高さ1〜2mの落葉低木。
     葉は3出複葉で、小葉は楕円形〜卵状楕円形長さ2〜5cm。質はやや革質で少し光沢があり、先は円頭〜鈍頭、やや凹み、表面は無毛で裏面に微小な伏毛がまばらにある。
     花は葉腋から出る花序の先に総状に多数つき、蝶形、紅紫色で長さ1〜1.5cm。旗弁の周辺部や裏側、竜骨弁の基部は白いので、花色は淡く見える。萼は4裂し、裂片の先は尖らない。
     果実(節果)は広倒卵形で長さ約8mm、伏毛が生える。

  • 分布・生育地

  •  本州〜九州  日当たりのいい山地

  • 花期
  • : 7〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  1997年10月5日 鹿児島県姶良郡
     中・花 2012年10月7日 兵庫県高砂市
     下・葉   同 上

  • 撮影記

  •  花は紅紫色であるものの、花弁の周辺部などが白いので、花全体は白っぽく見える。
     ただ、見た目はマルバハギヤマハギなどの花とそう違わないので、花序の長さ、葉や葉先の形、萼裂片の先の形などをよく見ておく必要がある。
     萩という名前のイメージに刷り込まれているのか、高原や林縁で萩の花を見ると、つくづく秋を感じる。

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花

葉