サイコクイカリソウ(西国碇草)

Epimedium kitamuranum


サイコクイカリソウ1


  • 科名・属名 : メギ科 イカリソウ属
     注.APG分類では、学名(E. diphyllum subsp. kitamuranum)

  • 特徴 :
     草丈20〜30cmの多年草。
     葉は複葉で、2出しそれぞれ3葉をつける。小葉は卵状〜卵状楕円形で、縁には刺毛がある。葉の上面に毛があるのが特徴である。
     花は総状花序となり、白色で距はない。
     バイカイカリソウの亜種とされるが、広い意味でイカリソウなどの雑種とも考えられている。

  • 分布・生育地 :
     本州(近畿の一部)、四国(徳島、高知県) (国外:日本固有)
     山地の松林やカシの林下

  • 花期 :  4〜5月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2004年4月17日  高知県香美郡
     中・全体2、以下全て    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)

  • 撮影記 :
     高知県のある山間部にこの花があると知り出かけた。この辺だろうと山道に入ると、雑木林の下にこの花が群生していた。
     葉の上面に短い毛があるのが特徴とされているが、写真ではわかりにくい。
     暖かな春の日でも風は強く、小さな花は揺れて撮影には大分時間がかかり、いつの間にか昼時を大きく過ぎていた。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
サイコクイカリソウ2

花序