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- 科名・属名 : メギ科 サンカヨウ属
- 特徴 :
草丈30〜60cmの多年草。
地下茎は太く横に這い、多くのひげ根を出す。
根出葉はなく、茎や葉には茎に2枚の葉がつき、下の葉は腎円形、長さ20〜30cm、幅30〜35cm。上端と基部は湾入し、縁には不揃いな欠刻状鋸歯がある。葉柄は長く、葉は楯状につく。上の葉は小さくて楯状にならず、湾入した基部で茎につく。
花は茎頂に集散状にちき、、径2cm程度の白色の花を3〜10個つける。外萼片は6個、緑色で小さく、内萼片は白色で花弁状。雄しべは6個、葯は外向し、弁開する。雌しべは1個。
果実(液果)は楕円形、長さ10〜13mm、藍色で白粉を帯びる。
- 分布・生育地 :
北海道〜本州(中部以北) (国外:サハリン) 山地から亜高山の林下
- 花期 : 5〜7月
- 撮影月日・場所 :
上・全体 2005年6月4日 長野県白馬岳 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 中・花 2018年7月19日 長野県栂池 左下・果実 2018年7月24日 群馬県尾瀬 右下・葉 2018年7月19日 長野県栂池
- 撮影記 :
今は新幹線で朝出かけても山頂に立つことができる谷川岳もまだ新幹線が開通しない頃は、上越線の夜行電車で行くしかなかった。
清水トンネル内にある土樽駅に降り、長い階段を登らなければ地上に出られなかった。
地上に出ても、明るくなるのを待っている本格的な登山者のなかで、花の撮影で軽装の私は何となく気後れし、隅のほうで小さくなっていた。
ただ、この花だけでなく、シラネアオイやオオバキスミレを初めて見たのもこの山だった。
しかし、谷川岳でであった花はいい写真にならず、その後大分経ってからやっと撮り直しした。
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