ヤチマタイカリソウ(八街碇草)

Epimedium grandiflorum var. grandiflorum


ヤチマタイカリソウ

  • 科名・属名
  • : メギ科 イカリソウ属

  • 特徴

  •  草丈20〜40cmの多年草。
     葉は2〜3回3出複葉、夏緑性で小葉は卵形、長さ3〜10cm、幅2〜6cm。先は急鋭尖頭で両面とも無毛、縁には刺状の毛がある。
     花は総状について下向きに咲き、白色で2輪になる外側の萼片は早落性、内側は花弁状、花弁は4個で基部の距は、長さ15〜25mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(近畿以西)〜九州
     石灰岩地、蛇紋岩地

  • 花期
  • : 3〜5月

  • 撮影月日・場所

  •  2012年4月12日 高知県高岡郡
     中・花   同 上
     下 年月日

  • 撮影記

  •  南国市の蛇紋岩地でヒメイカリソウを撮影した後、内陸部の蛇紋岩地のこの花を観察に出かけた。
     ヒメイカリソウも見たすぐ後なので、2〜3回以上で3出複葉となる葉のつき方の違いがよくわかった。
     近畿地方以西の石灰岩地に分布しているとされる本種であるが、高知県では蛇紋岩地にも分布している。
     イカリソウ属の分類の考え方は色々あり、この花も四国と九州にしか分布しないとか、葉の両面に毛がないのが特徴であるが、上面に毛のあるヒゴイカリソウとは変化は連続的で別種と分けられないとかいう報告もある。

    花

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葉のつき方

葉裏