トウカイコモウセンゴケ(東海小毛氈苔)

Drosera tokaiensis


トウカイコモウセンゴケ1

  • 科名・属名 : 
     モウセンゴケ科 モウセンゴケ属

  • 特徴 :
     草丈5〜15cmの多年草。食虫植物。
     以前はコモウセンゴケの亜種とされていたが、最近独立種とされた。
     コモウセンゴケモウセンゴケの雑種起源とされている。
     葉はコモウセンゴケに似て、基部はクサビ形で葉柄と葉身の区別がつかず、萼が鈍頭、托葉に不規則な突起がある。

  • 分布・生育地 :
     本州(静岡、富山県以西〜近畿地方) (国外:日本固有)
     日当たりのいい酸性の湿地

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 2006年7月15日 愛知県葦毛湿原年月日  
     中・全体2    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     下左・花 2016年8月27日    同  上
     下右・葉    同  上

  • 撮影記 :
     朝から晴れた日の午前中だけに花を開き、午後には閉じてしまうというこの花の撮影に、朝一番の新幹線で葦毛湿原に向った。
     梅雨明けはまだで天気予報も「曇り時々晴れ」のビミョーな予報。心配しながら現地に着くと、雲ひとつない快晴になった。なんとその日は近くで36度を越えるような気温が観測された日だった。
     湿原の木道を進むと、モウセンゴケの白い花が目立つ。よく見るとピンクのこの花も点在している。
     パッと目にはコモウセンゴケの赤花との違いは感じられない。
     花に向き合い風の止むのを待っていると、朝早い時間にもかかわらず、拭っても拭っても汗が流れ、すぐに眼鏡が曇ってしまった。

  • 葉

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トウカイコモウセンゴケ2

花