アポイツメクサ(あぽい爪草)

Arenaria katoana var. lanceolata


アポイツメクサ1

  • 科名・属名 : ナデシコ科 ノミノツヅリ属

  • 特徴 :
     草丈3〜10cmの多年草。
     茎はよく枝分かれして株を作る。
    葉は対生し、葉身は線形〜線状披針形、長さ5〜10mm、幅0.8〜1.5mm。
     花は茎の先に1〜3個、白い花を咲かせる。
     カトウハコベの変種で、葉が細くなる蛇紋岩変形植物である。

  • 分布・生育地 :
     北海道(アポイ岳) (国外:日本固有)
     高山帯の岩場

  • 花期 :   7〜8月

  • 撮影月日・場所 :
     上・全体1 1985年7月8日  北海道アポイ岳
     中・全体2    同  上
     (上、中は拡大写真あり、写真をクリック)
     左下・花 1980年7月30日    同  上
     右下・葉 1985年7月8日    同  上

  • 撮影記 :
     カトウハコベの変種で、北海道アポイ岳の蛇紋岩の岩場に生え、葉が細いのが違いである。
     アポイ岳はヒダカソウが咲く5〜6月に訪れる登山客が多い。
     夏にもこの花やアポイマンテマなどが、秋にもヒダカトリカブトなどの固有種が咲き、春から秋までいつ訪れても面白い。

  • 葉

    同じ科の仲間の花
アポイツメクサ2

花