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- 科名・属名 : ノボタン科 ハシカンボク属
- 特徴 :
高さ1〜2mの低木。
葉は対生し、長楕円状倒披針形〜楕円形で、長さ5〜15cm、幅1〜6cm。革質で無毛、3行脈がある。
花は枝先に集散花序となり多数つき、花弁は紅色で4個、径2〜3cm。
果実(刮ハ)は洋ナシ形で、長さ約5mm。
- 分布・生育地 :
沖縄(八重山諸島) (国外:日本固有) 沢沿いの林縁
- 花期 : 6〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2004年7月12日 沖縄県西表島 中・全体2 2008年7月24日 同 上 (上は拡大写真あり、写真をクリック) 下左・花 2016年7月5日 同 上 下右・葉 同 上
- 撮影記 :
西表島というと欠かせないのがマリュード・カンピレー滝の訪問である。
滝も見応えがあるが、観光船で遡行する川岸のマングローブ林に海水が入りこんでいる光景は、「日本じゃない!!」と感動すること請け合いだ。
このコースは植物観察も面白く、季節を変えて訪れると多くの南方の植物を目にすることができる。ビーチサンダルの観光客と一緒というのはすっきりしない気分であるが。
滝周辺の川岸でノボタンより2回りくらい小さい紅紫色のこの花が見られるが、数が少ないので気がつかないかもしれない。葉の脈が3本であるのが特徴で、5本のハシカンボクとの違いである。
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