ナガサキオトギリ(長崎弟切)

Hypericum kiusianum


ナガサキオトギリ

  • 科名・属名

  •  オトギリソウ科 オトギリソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜40cmの多年草。
     茎は叢生し、中部から上部で多くの枝を分け、枝は急角度で斜上する。
     葉は倒披針形〜長楕円形で、明点が多く縁に少数の黒点が入る。質は薄く、裏面は帯白色。
     花は茎頂や枝先に2出集散花序となり、少数つく。花弁は黄色で径約1cm、明線が入り、縁に黒点が入る。

  • 分布・生育地

  •  (本州・箱根以西の太平洋側)、四国〜九州
     山地

  • 花期
  • : 7〜8月

  • 撮影月日・場所

  •  2005年8月6日 高知県寒風山

  • 撮影記

  •  オトギリソウが目的で登った山ではなかったが、タカネオトギリサワオトギリなど、見るだけで違うとわかる3種の仲間に出会うことができた。
     ただ、神奈川県植物誌2001で加藤教授の分けられた、箱根以西の太平洋側に生える本種とこの花とは大分雰囲気が異なっていて、どう考えていいのかわからなくなってしまう。
     さらに、Yリストでは自生と思われる多くの種の名前が載せられていて、混乱に一層拍車をかける結果になっている。

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