ヒカゲミツバ(日陰三つ葉)

Spuriopimpinella koreana


ヒカゲミツバ

  • 科名・属名
  • : セリ科 カノツメソウ属

  • 特徴

  •  草丈30〜80cmの多年草。
     茎は直立し、上部で分枝する。
     葉は全て2回3出複葉で長い柄があり、小葉は長楕円形〜広卵形で、長さ2〜10cm、幅1〜5cm。質は薄くて柔らかく、両面と縁に伏短毛があり、縁には鋸歯がある。
     花は10個程度が小散形花序をつくり、花弁は白色、総苞片はないかあっても3個、小総苞片は線形で3〜6個。
     果実は扁球形で、長さ3〜4mm。

  • 分布・生育地

  •  本州(関東地方以西)〜九州 山地の林下

  • 花期
  • : 8〜10月

  • 撮影月日・場所

  •  2003年9月10日 東京都御岳山
     中・花、下左・果実、右・葉   同 上

  • 撮影記

  •  ヤマゼリとの違いがはっきり認識できず、本種として撮影していた花も?がつけられていた。
     残暑の厳しい9月の休日、以前からこの花の記録が知られる東京都の御岳山に向かった。
     この山は晩夏の頃レンゲショウマの群生地として有名で、9月に入ってもまだ見物客は多く、バスやケーブルカー乗り場はあきれるほど混雑していた。
     そんな人の流れとは一線を画し谷筋に降りると、目的のこの花がちょうど盛りだった。

    葉

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花

果実