ミヤマノダケ(深山野竹)Angelica cryptotaeniifolia |
|
草丈80〜180cmの多年草。 葉は3出羽状複葉で葉柄があり、小葉は長卵形。葉の基部は葉柄に流れず翼にならない。 花は複散形花序となり、暗紫色で密につく。 ノダケに似ているが、全体に大きく、小葉も大きくて薄い。葉の基部が葉柄に流れず翼にならないことが異なる。 四国、九州 山地 2005年8月6日 愛媛県寒風山 下・花 同 上 この山に登るのは2度目、前回はチャボツメレンゲで時間をかけたため、撮影し損ねた花がいくつかあった。 2度目となるとコース全体がイメージできるので余裕も違う。登山道際の花をチェックしながらゆっくり登った。 岩場にさしかかるとミヤマヒキオコシやこの花が姿を見せた。 よく似たノダケは、葉の基部が茎に流れて翼になるが、この花はそうならないのが違いだ。 足元の不安定なガレ場を下って撮影していると、通りがかった登山者が「何か珍しい花でもあるのですか」とわざわざ降りてきたが、地味な花のためすぐに立ち去っていった。 同じ科の仲間の花 |