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- 科名・属名 : セリ科 チドメグサ属
注.APG分類ではウコギ科(ARALIACEAE)、学名(H. tuberifera)
- 特徴 :
匍匐性の多年草。
茎は細く、よく分枝して地を這い、節から根を出す。節部は所々ふくれる。
葉は円形〜やや腎形で、径0.5〜2cm。5〜7浅裂し、裂片には鈍鋸歯がある。葉の上面と葉柄の上部に長い粗毛がある。
花は葉腋からでた花柄の先に10個程度つき、帯緑色。
- 分布・生育地 :
沖縄(沖縄島以南) (国外:台湾) 道端などのやや湿った所
- 花期 : 3〜6月?
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 2006年3月18日 沖縄県宮古島 中・全体2 2020年6月14日 沖縄県国頭郡 (上、中は拡大写真あり、写真をクリック) 左下・花 2006年3月18日 沖縄県宮古島 右上・葉(表) 2020年6月14日 沖縄県国頭郡 右下・葉(裏)、葉柄 同 上
- 撮影記 :
前日までに目的の花は撮影できていたので、飛行機の出発時間まで宮古島の市街地近くを見て歩いた。
道端にチドメグサのような花があり、沖縄だから違うかもしれないと撮影した。
帰って写真をよく見ると、水滴があってわかりにくいが、いくつかの葉の上に白い毛がまばらにある。チドメグサに毛はない。毛があるノチドメとは葉の鋸歯が異なる。
さらに調べると「琉球植物誌」に、沖縄島と宮古島にチドメグサに似て、葉の表面に毛のある本種があると記載されていたので、自信はあまりないが判断した。
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