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- 科名・属名 : セリ科 セリ属
注.APG分類では、学名(O. javanica subsp. javanica)
- 特徴 :
草丈20〜50cmの多年草。
地下茎を伸ばし、その節から新芽を出して増える。茎はいくらか枝を分ける。
葉は1〜2回3出羽状複葉で、小葉は卵形で、縁には粗い鋸歯がある。
花は枝先から複散形花序を出し、白色の小さな花を多数つける。萼歯片は長三角形で花弁より細い。
果実は楕円形で、長さ約3m、分果は合生面で密着し、隆条は太くて低く、油管は種子に接着する。分果柄はない。
- 分布・生育地 :
日本全土 (国外:サハリン、ウスリー、東アジア〜インド、オーストラリア) 水田、溝、湿地
- 花期 : 7〜8月
- 撮影月日・場所 :
上・全体1 1996年8月3日 神奈川県横浜市 中上・全体2 2017年8月3日 神奈川県川崎市 (上、中上は拡大写真あり、写真をクリック) 中下・花、左下・果実、右下・葉 同 上
- 撮影記 :
春、スーパーの野菜売り場や八百屋の店頭で、この植物の若い葉が売られている。季節を感じさせる強い香りが特徴で、春の七草の一つとしても知られている。
山ウドやミツバなど、他にも野生種を栽培して野菜として売られているいくつかの植物があるが、野生のものに比べると香りも味もややマイルドな感じがする。
多くの人に買ってもらうために特徴あるエグ味や香りなどの野性味を抑えるのは仕方がないが、それが普通と思われることは残念な気がする。
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